土壌
ナパヴァレーは小さな生産地であるにも関らず、非常に多様な種類の土壌が存在するユニークなアペレーションです。火山性、海洋性、沖積土砂に源を発する各土壌は、6千万年の歴史を通して起こった様々な地殻変化により形成されました。地球のプレートの移動や火山活動、山から流れる水、そしてかつては現在のヨーントヴィルまで到達したといわれるサンパブロ湾の水の満干などによりナパヴァレーは誕生したのです。岩の突出する丘や扇状地はナパヴァレーの平地に進入し、それぞれが地質構造に変化があったことを実証しているようです。

このように変化に富んだ地形は、30種類以上にも及ぶ幅広い土壌の種類にも関連しています。水はけがよく小石の多いローム土から保水力のある粘土まで、土壌はその深さと肥沃度も様々。土壌の構成と成分は、葡萄を含めた植物の成育に大きな影響を与えます。
ナパ川周辺の平地に見られる土壌は、岩の多い山の斜面や丘よりも表土が深いのが一般的です。しかしながら、肥沃で表土の深い土壌が、必ずしも最高級の葡萄の生産に適しているとは限りません。斜面などに多い薄く堅い岩の層を葡萄の根が貫通し、厳しい環境で成長すると、それによるストレスが逆に、小粒で色や風味の凝縮した素晴らしい葡萄を実らせます。


