ナパ・グリーンランド
ナパヴァレーの前進的な発想から生まれた、環境保全を考慮した葡萄畑の認定システム。
カバークロップ(下草)として植えられるフェスキュー草(イネ科ウシノケグサ属)や野生きのこは、雨の多い洪水の時期に土壌を安定させる一方、土壌の水分を調整します。
ナパ・グリーンランドは、ナパヴァレーのワイナリー、葡萄栽培農家、そして、その他の農産物の土地所有者の自発的な参加により、持続可能な農法を実践することによってナパ川流域を改善し、その周辺に棲息する生物を保護する認定プログラムです。現在、このプログラムには2万7千エーカー(10,800ヘクタール)の土地が参加申し込みを済ませ、すでに1万3千エーカー(5200ヘクタール)の土地が認定を受けています。その残りのほとんども正式な認定を待っています。ナパ川流域のほぼ9割は、個人、もしくは公とのパートナーシップによる所有で、ナパ・グリーンのようなプログラムは、私たちの地域社会にとって重要な存在です。
ゴールと目的
- Clean Water Act(クリーン・ウォター法)、Endangered Species Act (絶滅に瀕する動物の保護法)、 California Department of Fish and Game Code(カリフォルニア州政府の魚や野鳥獣に関する規定)、Napa County Conservation Regulations(ナパ郡の環境保護法)など地方自治体、州政府、連邦政府の環境基準に適応すること。
- Beneficial Management Practices (すべてが有益となる栽培農法)を導入し、環境保全型農法とエコシステムの完成を推進する。
- 水質と水生動物の棲息を向上させる。
- 流域の修復や浸食防止のプロジェクトを実施する。
- 葡萄栽培農家の責任ある栽培農法に対する地域社会の認識を高める。
背景
ナパ・グリーンは、1999年以来、ロシアンリヴァー、ナヴァロとグァララの両河川流域で実践されているフィッシュ・フレンドリー・ファーミング(川魚に優しい栽培)プログラムに基づいています。ナパ川流域のためのナパ・グリーンの活動は、ナパヴァレーの農業コミュニティに端を発し、地元のワイナリー、栽培農家、政府の代表、環境保護団体の協力体制で、18ヶ月間にわたって最初の活動が始まりました。この結果、ファーム・プランの規範例を載せたベネフィシャル・マネージメント・プラクティス(BMP)のワークブックの完成を見ました。このワークブックとそれに伴うセミナーは、このプログラムの中核であり、土地を所有する人たちが、自分たちの畑の自然環境を評価、現行の栽培法の見直しをするなど、より改善された栽培法を実施する手助けになります。
認定
ナパ・グリーンの最終的なステップは各管理機関(National Marine Fisheries Services, Napa County Department of Agriculture, Regional Water Quality Control Board)から出される農地保護プランの認定です。葡萄栽培農家は、プログラムの技術指導員と協力して、認定チームにファーム・プランを提出します。認定チームは畑を訪問し、畑について、またファーム・プランの実施計画について相談します。各ファーム・プランは資料、畑の実施事項、実施のタイムラインの完成度と正確さに基づいて認定が決定されます。一旦認定を受けた栽培農家は、水質と棲息動物の保護に対する貢献を認定する手紙を各認定機関から受け取ります。




